表具屋いらず、1人で障子張れるもん
祖母の家を、母の弟が人に貸すことになりました。
借りてくださる人は、母の知り合いで私も面識のある人ということで、障子の張り替えをしてきました。
まずは、障子を剥がすところからスタート。
布に割と多めの水を含ませて、糊をとかします。
あんまり水が多いと、障子がボロボロになってしまい、
剥がすのがとてもめんどくさいです。
コツ
・障子紙がくっついている枠のみを濡らす
・すぐに剥がさずに、全部の枠を濡らす
・水分が足りなさそうなところには、水分追加
・上からペリペリする
と、ペロンと大きな1枚の紙のまま剥がすことができます。
作業時間が大幅に減ります!
全部剥がし終わったら、しばし乾燥。
計8枚ありましたが、このくらいあると
1枚目は、乾いていると思う。
床に置いて、まずは障子紙を当てて
サイズを確認。
次は糊づけ。
ワンタッチで塗りやすいです。でも、私は結局、指で伸ばします。
均一にしたくって。
まずは、全部の枠にピーって糊をつけます。
塗り終わったら、指で均一に伸ばします。
糊を塗りながら伸ばすと、薄くなった糊はすぐに乾いてしまい
塗りなおしたりと、面倒が増えます。
ので、伸ばしたいときには、必ず前面を塗り終わってからがおすすめ。
あとは、障子紙の端を枠に合わせて
くるくるーっと伸ばす。
余ってる部分を切る。これだけです。
やっぱり経験を重ねれば重ねるほどうまくなりますね。
伊豆に戻って半年経ちましたが
・餅伸ばしやあんこ餅作り
・庭の草むしり、木の剪定
・干し柿作り
・障子張り
など、今までなかったスキルが身についてきました。
古くから仲のよいご近所のおばーちゃんが、
「よく頑張ってるね、お腹空いたでしょう」
と手作りのマドレーヌを持ってきてくれました。
いやほんと、頑張ったな~
最後には、ござ?的なものもひっくり返して
綺麗な方を上に持ってきて。
今は、電気も通ってないので、日の光だけでの作業でした。
そんなに寒くなくてよかった~
おじーちゃんとおばーちゃんちだった家を空っぽにするのも手伝いました。
遺品整理というやつですね。
亡くなった人のものを捨てるって、複雑な心境ですが
母親は自分の親のものだから、もっと複雑だったと思います。
育った家が、もう自分の家ではなくなるのだし。
でも自分たちの手で綺麗にできて、人に貸すことができてよかったと思います。
家にお別れを言う時間も十分ありました。
日中は日光がめっちゃ入って、ポカポカなお家。
次に住んでくれる人が、気に入ってくれますように。
それにしても、今日は寒い!